南部鉄器の卵焼き器の特徴は?

南部鉄器の卵焼き器の特徴は?

南部鉄器には、卵焼き器もあります。

 

卵焼き器の定番は、銅です。
僕自身、普段は銅の卵焼き器を使っていますが、雰囲気のある卵焼きを焼きたいときには南部鉄器の卵焼き器を使うこともあります。

 

意外と気に入っています。

 

しかし、使い難さもあります。
南部鉄器の特徴は「鋳鉄であるからこその重さ」ですが、重さは「熱容量が高い」というメリットになる一方、「扱いにくい」というデメリットにもなります。

 

また、把手に布巾をあてなければ持てません。

 

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熱容量(熱エネルギー)が高い理由は?

南部鉄器は、鋳物製品です。
溶かした金属(鋳鉄)を鋳型に流し込むことで作られますので、厚みがあり「大量の熱エネルギーを蓄える調理道具」になります。

 

南部鉄器は、熱容量の高い道具です。

 

熱容量は、「比熱×質量」です。
熱容量とは素材を加熱するために必要なエネルギー量であり、冷却時には同じ量のエネルギーが放出されます。

 

  • 比熱(kJ/kg・K)
    • 鋳鉄:0.461
    • 銅:0.385
    • 鉄:0.461

 

比熱の比較では大差はありません。
しかし、南部鉄器(鋳物製品)には圧倒的な重量がありますので、比熱が同程度であったとしても熱容量は高くなります。

 

及源の卵焼き器の場合、13.5×17cmであっても1kgもあります。

 

銅や鉄よりもくっつきにくい理由は?

南部鉄器は、油とよく馴染みます。

 

これは、鋳鉄であるためです。
鋳鉄は炭素量の多い素材であり、炭素の細かな粒が表面に露出しているために「油なじみが良い」という特徴を持つことになります。

 

油膜切れが起きにくいために、食材がくっつきにくくなります。

 

また、熱容量の高さも一役買っています。
南部鉄器や鉄フライパンなどの表面加工のない調理道具は油膜を作ることでくっつきにくくしていますが、温度が下がると油膜切れを起こしやすくなります。

 

南部鉄器の熱容量の高さには、多くのメリットがあるのです。

 

内部URL:僕のお弁当。「銅の卵焼き器はくっつく?

 

内部URL:僕のお弁当。「中華鍋がくっつく理由は?

 

鋳鉄の卵焼き器の欠点は?

南部鉄器の特徴は、重さです。
南部鉄器(鋳物製品)は、重さがあるからこそ熱容量が高く、鋳鉄であるからこそくっつきにくくて調理をしやすいという特徴を持ちます。

 

しかし、重さはデメリットにもなります。

 

メリットばかりではありません。
小さな卵焼き器でも1kgにもなりますので「(慣れるまでは)卵を返しにくい」ですし、熱容量が高いからこそ「予熱に時間がかかる」ことになります。

 

忙しい時だと、ちょっとイラッとします。

 

また、持ち手も鋳鉄です。
鋳鉄は熱伝導率の悪い素材ですので「すぐに持てなくなることはありません」が、徐々に熱くなっていきいずれは持てないほどに熱くなります。

 

僕の場合、これらのストレスがあるために使用頻度が少なくなっています。

 

南部鉄器(鋳鉄)には、卵焼き器もあります。南部鉄器の持つ圧倒的な熱容量(蓄えられる熱エネルギーの大きさ)のため、短時間でふっくらとした卵焼きを焼くことができます。また、鋳鉄は炭素量の多い材質ですので、「油なじみが良く油膜切れを起こしにくい」という特徴を持ちます。要するに「くっつきにくい」のです。重さの問題が許容できるのであれば、鉄や銅の卵焼きにはない「南部鉄器だからこその良さ」があります。

 

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